みりんひとつで料理は大きく変化します。手料理の味がさらにおいしくなると、よろこびを実感し、笑顔が増えて、暮らしが明るくなるきっかけを生み出します。みりんは、お米の甘さが生み出した、幸せのかくし味でもあります。
照り・ツヤを出す
お米から引き出された複数の甘み成分が、加熱によって水分と結合しながら皮膜を作り、料理を輝かせるように照りやツヤを出します。
コク・旨味を引き出す
浸透性に優れたアルコール分子は、食材の組織内に浸透する際、他の分子を引き込みやすくするはたらきをするため、味の染み込みが良くなります。また、調理の熱でアルコールが蒸発し、旨味の元であるアミノ酸が残ることで、食材をこっくりとおいしく仕上げます。
臭みを消す
糖化と熟成によるみりん特有の成分に消臭効果があることに加えて、みりんに含まれるアルコールが蒸発する際、食材に含まれる臭み成分と一緒に蒸発します。
煮崩れを防ぐ
食材にアルコールが浸透する際、身(組織)を引き締めるはたらきをするため調理中の煮崩れを防ぎます。また、冷めても硬くなりにくく、お弁当のおかず作りに最適です。
上品でまろやかな甘み
砂糖の甘み成分はショ糖1種類のみですが、もち米の甘みを凝縮させた三州三河みりんには、ブドウ糖やオリゴ糖などさまざまな糖類が含まれ、料理に奥行きのある甘みを施します。